経営における「心のあり方」
事業においてどのような「心」を持って取り組むことがベストなのか。本日の講義ではそこを重点的に行いました。
心は抽象的な面がどうしてもあるので、本日の講義では心を「愛」に変換して捉えていきました。
人間の愛とは、大きく3つに分けることができます。
・エロース
・フェリオ
・アガペー
の3つです。
エロースとは、性的な愛のことを言います。男女の恋愛に対して使われることが多いですが、生まれながらの人の持つ愛です。
この愛は「自己中心的な愛」を指し、打算的な心もエロースに含まれます。エロースは愛のレベルの下層に位置します。
フェリオとは、エロースから一歩上に上がった愛であり、
「相手を配慮する信頼の気持ち」を持った愛です。
誰かを愛情を持って育てたい。自分の子供に愛情を捧げたい。という時に芽生える愛を指します。邪な思いが少し薄れた状態の愛を指します。
そしてアガペーとは、自己犠牲の愛です。相手に愛される資格などは関係なく愛する愛、自己を与える愛です。「友のために命を差し出す愛」と言われるものです。
アガペーは、生まれながらの人の心では知ることができず、
「訓練」によって醸成される最高の愛です。
アガペーの愛は、見返りを求めません。会社経営をする中で、見返りを求めない。というのは事業存続とは一般的には相反する考え方です。
しかし、いかにして「アガペーの愛」を備えて経営をするのかが重要です。では、どのようにアガペーの愛を持ってビジネスをすればいいナオでしょうか?
答えはシンプルです。
「自分がほんの少し優しい気持ちになって、できる範囲で惜しみなく提供していくこと」です。その範囲を徐々に広げていけばいいのです。
この「愛」を育てていくのが、conveneです。
アガペーの心を備えた経営者が今後さらに増えていき、世の中がさらに明るくなっていくことを私は願っています。
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